【第二新卒向け】直接応募と転職エージェントどちらがいいの

転職活動のため求人を比較していると、会社のホームページに直接応募のページが設置されていることがあります。直接応募と転職エージェントではどちらが良いのでしょうか。それぞれを利用したときのメリット、デメリットを紹介します。

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直接応募とは?


まず、直接応募が何なのかまだよくわかっていないという人に、直接応募の意味と直接応募でのエントリーのしかたについて説明します。

直接応募とは何か

直接応募とは、転職や就職したい企業に直接エントリーする応募方法のことです。仲介者である転職エージェントをとおさない応募のしかたは、ほとんどが直接応募とされています。

直接応募のやり方によっては求人サイトから応募するような従来型のものもあり、言葉自体にはなじみはないものの、実態を知ったら直接応募のほうが人によってはなじみ深いかもしれません。

直接応募のやり方

直接応募といってもさまざまなやり方があります。ここでは主な直接応募の方法4つを確認してみましょう。

■転職サイト(求人サイト)から応募する
ネットにアクセスできる環境さえあれば、転職サイトをとおしてさまざまな求人を検索できるようになりました。求人サイトで気になる企業を見つけて応募するのも直接応募の方法のひとつです。さまざまな種類のさまざまな求人と比較して転職が決められる特徴があります。

■サイトなどをとおしてスカウトを受ける
転職サイト、またはビジネスSNSなどスカウトが受けられるサービスに登録して、企業からのスカウトを待って、スカウトが来た企業に直接応募する方法もあります。企業側からのスカウトなので、仕事内容が希望とマッチする可能性も高いです。

■企業の採用ページから応募する
コーポレートサイトを持つ企業も増え、同サイトに採用ページを載せて求人情報を公開している企業も多いです。企業の採用ページから、エントリー方法を確認して直接応募することもできます。

■企業の社員から紹介を受ける
リファラル採用とも呼ばれる採用のしかたで、企業に勤める社員が元同僚や友人、後輩などに企業への応募を持ちかける人脈型の選考手法です。知り合いでもある社員から職場環境や条件などを聞けるため、応募者は入社後をイメージしやすくミスマッチが起こりにくいメリットがあります。

直接応募と転職エージェントのメリット・デメリット


直接応募についてある程度イメージをつかめたかと思いますが、転職エージェントとは具体的に何が違うのでしょう。直接応募と転職エージェント、それぞれのメリット・デメリットから違いを確認してみましょう。

直接応募のメリット・デメリット

■直接応募のメリット
第二新卒の転職では転職エージェントを利用する人も増えました。転職エージェントも選択肢のひとつですが、あえて直接応募することによってほかの応募者との差別化がはかれます。誰にも仲介してもらわない果敢な態度が評価される可能性があるためです。

また、転職エージェントに求人を掲載しているものの、採用が決まれば企業はエージェントに報酬を支払わなければならないため、コストの面で直接応募にしてほしいと思っているところもあります。

特に中小企業ではコスト面はシビアなので、中小企業、コスト削減を重視する企業で直接応募はメリットになるでしょう。

■直接応募のデメリット
デメリットは、すべての手続きを自分で行わなければならないことです。面接の日程調整、給与面の交渉などもすべて自分ですることになります。

また、多くの企業は通常の業務と並行して採用活動を行っているため、採用活動ばかりに注力できるわけではありません。一般公開されている直接応募だと、ほかに応募者もいる可能性がありますので、よっぽど光るものがないとすぐに連絡がこない可能性もあります。

連絡がこない場合どう対処するべきか、すぐに新しい企業に応募すべきか、それとも返事が来るまで待つべきか、自分で判断しなければなりません。

転職エージェントのメリット・デメリット

■転職エージェントのメリット
転職エージェントは転職が決まることではじめて報酬になるため、転職希望者が無事に転職できるようにさまざまな面でサポートしてくれることが多いです。たとえば、面接などの対策や対面サポートです。

企業の面接情報を持っているキャリアアドバイザーの指導を受けられるので、実際の面接でも使える実になる受け答えができるようになります。面接に不安があれば、転職エージェントは強い味方になるでしょう。

また、転職エージェントは非公開の求人情報も持っていますし、企業の担当者のコネクションも豊富です。直接応募の書類選考でぎりぎり落ちるかもしれないラインでもしっかりアピールして面接まで取り付けてもらうことも、担当者との関係次第ではできます。

しっかり狙いを定めて転職を成功させたい人、学歴などに不安がある人などにメリットの大きい応募方法といえるでしょう。

■転職エージェントのデメリット
転職エージェントとの相性や担当者との相性が良ければ転職もスムーズに、希望どおりに進むことも多いですが、転職エージェントの中には成果重視のところもあります。

採用が確定しないと転職エージェントに報酬は発生しないといいましたが、採用の成功率を上げるために、あえて無理をさせないエージェントの足きりが行なわれることもあるのです。

足きりによって、本来ならもう少し頑張ってアピールすれば転職できたかもしれない企業に入社できない可能性もあります。

自分の志望によって応募方法を変えてみる


直接応募と転職エージェントの利用、それぞれにメリットとデメリットがあります。第二新卒の転職ではどちらをメインに活用すれば良いのでしょうか。

できる人は今すぐスタート

直接応募が良いのか、転職エージェントをとおした方が良いのか、それは志望する業界、企業によって変わってきます。

たとえば、採用する人数を絞っているなかなか一般に公開されない求人は、転職エージェントの非公開求人などで見つけることができるかもしれません。

反対に一般公開されている中小企業だと、直接熱意を伝えられるため、転職エージェントよりも直接応募の方が良いこともあります。

どちらのエントリーが志望する業界や企業の社風、スタンスに合っているのか、求人情報や会社情報など情報を収集して見極めるようにしましょう。

まとめ

第二新卒だと転職がはじめての人も多いでしょう。はじめてだからこそどのようにエントリーして良いのか、自分ですべて対応できるか、不安もあるはずです。

直接応募で企業に直接エントリーすることもできますが、場合によっては連絡が遅れて不安になったり、条件交渉がうまくいかなかったりすることもあるので、転職エージェントの活用も視野に入れた転職活動をおすすめします。